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3(8月28日アップ)

  「おじいさんのランプ」を読んで

 新美南吉といえば、小学校の時読んだ「ごん狐」や「手袋を買いに」を思い出します。
童話でありながら複雑なメッセージを含んでいて、読み終わった後に深く思いをめぐらせてしまうものでした。
 このおじいさんのランプ、という小説はその二つよりも少し年齢が上の人向けに書かれているようです。
 東一のおじいさんである巳之助がまだ十三だった頃から話は始まります。身寄りがないためにさまざまな手伝いをしながら稼ぎ毎日をやっと暮らしてきた彼は、ある時人力車曳きを頼まれ、初めて自分の村から出て隣の町にきました。そこで彼はガラスのランプと出会います。彼の村ではまだ夜はほとんどが暗いままで、少し贅沢な家で行灯があるぐらいでした。夜でもこうこうと町を照らすランプに巳之助は「文明開化」を感じて、とても感動したのでしょう。巳之助はそのランプを使い商売をはじめることにしました。巳之助の熱心な気持ちが身を結び、ランプ売りの商売はやがて軌道に乗って、生活していくようになります。巳之助はやがて家族を持ち、家を持ち、やっとひとり立ちをしたという満足を得るようになりました。
 しかし、やがて村に電気が通ることになったのです。ランプ売りである巳之助はショックを受け、電燈を激しく非難したり、何の理由もなくお世話になっていた区長さんを恨んだりしました。その思いは激しくなりついに区長さんの家に火をつけようとまでします。巳之助はマッチが見つからなかったために、古い火打道具を使って火をつけようとしますが、なかなかつきません。その時、巳之助は古い道具に固執していた自分のおろかさに気づいたのです。
 巳之助は家にあるランプを全て池のふちの木に吊るし、石ころをぶつけました。三個目のランプを割った後、涙でそれ以上割ることはできません。それから彼はそれまでの商売をやめて、本屋になったのでした。
 わたしは、おじいさんの最後の言葉がとても素晴らしいな、と思いました。
 「わしの言いたいのはこうさ、日本が進んで、自分の古いしょうばいがお役に立たなくなったら、すっぱりそいつをすてるのだ。いつまでもきたなく古いしょうばいにかじりついていたり、……世の中の進んだことをうらんだり、そんな意気地のねえことは決してしないということだ」
 今の日本も、これまでの古い考え方を捨てる時期に来ているのかもしれません。そういった時期、自分自身の保守のために古いものにこだわって、先へ進む世の中の流れをとどめようとすることは情けないことなのだとおじいさんは伝えたいのです。わたしはそう思いました。もっともっと時代は先へ進むペースが速くなっていくでしょう。わたしたちは戸惑ったり、理不尽だと思ったりすることも出てくるかもしれません。けれど自分勝手な理由で進歩をねたんだりせず、世の中のためになることを行える人が立派な人間なのだろうと思いました。
 でも、おじいさんの考え方は少し時代遅れにもなっているかもしれない、とも思いました。
 今の時代、昔のものを見直そうとか、思い出を大事にしようとか、伝統的なものを守っていこうとか、そういったことがよく言われています。たとえ電燈が世界中に光っていても、ランプの暖かな光や、行灯のほのかな光は決して輝きを失っているとは思えません。逆に「懐かしい」とか「自然だ」とかの理由でもてはやされることも多いでしょう。ランプを割って自分の商売にけじめをつけたおじいさんは偉いけど、でも電燈が光っていてもランプ売りを続ける人だってきっと偉いはずです。
 もちろん世の中の流れによって消えていくものも多いと思います。火打石なんて今では誰も使っていないし、マッチはただで配られています。けれどやっぱり古いものを大切にする心は持っていなくてはいけないのではないでしょうか。
 昔の農家の人は、この小説に書いてある通り新しいものを信用しなかったのでしょう。けれど今はどんどん新しいものができて、みんながそれに飛びついていく時代です。もちろん今でも新しいものを敬遠する人は多いかもしれませんが、それよりも古いものを忘れていってしまうことのほうが深刻であると思います。
 おじいさんのやり方はとても気風があって素晴らしいし、自分の商売を大切にして、みんなに迷惑をかけることはもちろん立派なことではありません。けれど世の中の流れに流されずに自分のしてきたことを守り続けていくことも必要ではないでしょうか。
 人間は、新しいものを取り入れながらも、それを古いものと合致させて発展していくことでより良いものを作り出してきたのですから。
 電燈の明るい光は巳之助にとって「文明開化」を象徴しているもので、きっとたくさんの人にその喜びを知ってもらいたいという立派な考えを持っていたのでしょう。けれど文明開化によって失われたものもたくさんあるのではないでしょうか。今となっては仕方のないことだと思いますが、新しいものや西洋のものを何も疑わずに日本人は信じてしまうことがよくあるのではないかと思います。けれど人間は長い歴史の中で新しいものを取り入れながらもそれを古いものと合致させて発展していくことでより良いものを作り出してきたのです。

解説

 なんかどっかのホームページでこれが子供にオススメと書いてあったので読んでみました。なかなか面白かったですよ。
 でも、やっぱり新しいものがすばらしいという精神が求められたのはちょうど明治維新とかそのころで、今は逆に古いもののよさを見直そうという意見のほうが好まれますから、そこら辺の違いを書きました。
 なかなかあらすじがまとめられず、はっきり言って、読書感想文としてはかなりダメダメな奴だと思います;
 というわけで、この感想文をお使いになる方はかなり工夫したほうがいいと思います。
 まあけれど、主題には沿っていますし、本は読みやすいので、中学生にはおすすめします。
 ちなみに、青空文庫で読めます。URL→http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/card635.html
 短いので、時間がない方にはいいと思います。
 そいではがんばってください!





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