■9月21日■
最近思うこと。
わたしは基本的にはなんでもかんでも正直に話すほうであるが、やっぱりどうしてもうまく言葉が出てこない相手というのはいる。
大学の友達には、んな馬鹿なと思われるだろうが、その人の前にいるとうまく言いたいことがいえない。知り合ってから随分経つからもう人見知りしているというわけではない。それにくだらない話題のときとかはそれなりに話したりもする(量はやはり非常に少ないが)。
でも本当に言いたいことが言えない。というか本音が言えない。あいまいに微笑みながら相槌を打つだけ。超おとなしい女の子になってしまうのである。なんででしょう。
特に言えないのは自分の感情である。「うれしい」とか「いやだ」とかそういうことは非常に大事なことだけれどそれがなかなか言えない。向こうからすれば手ごたえがないというか何を考えているのか見えないのではないだろうか。とするとどうも申し訳ない気分だ。でもなんだかやっぱり「うれしい」と伝えるのが恥ずかしい。それだけでなく「イヤ?」と訊かれてうなずくのも無理。だから基本的に全部向こうが決める「じゃあやめようか」とか「いい?」とかってどんどん決めてく。わたしのほうは楽だがやっぱり向こうに申し訳ない。
随分年上だからだろうかと思うのだけど、サークルのOBと話すときの手ごたえとはやっぱり違う。特別な人だからだろうか。うーん。
人間は多面的なものであるが、自分でもそれがコントロールできないのだからなかなか苦労である。
ただ、おとなしい人間の気持ちも、おしゃべりな人間の気持ちも両方わかるってことはとっても得した気分もする。
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