コラム▼1▼書くことの見つけ方


 キリ番プレゼントなんかで、いろいろ感想文を書いてきましたが、やっぱりわたしもなかなか感想文を書くのは難しいです。自分で選んだ本ならばまだマシなのですが、本があらかじめ決められていると結構大変。どうしよーどうしよーと悩みに悩んで考えています。
 読書感想文の難しいところってそこなのですよ。何にも感じない本って少なからずあるじゃないですか(笑)。名作が必ずしも好きな本となるわけではないんですね。逆にかなりダメダメな本でもその人にとっては大切な本となることもあるわけです。お笑い芸人でいえば、ますだおかだは面白いけど、ダンディ坂野のほうが好き、とか。あるでしょ?そういうの。野球でいえば巨人は強いけど、ベイスターズのほうが魅力的だ、とか。(なんかたとえが変だ)
 ただ、宿題なのでね。こればっかりはどうしようもない。先生が「ぜひこの本は読んで欲しいんだ!」という本を課題にして感想文を出すことが多いのでね。まあ確かにすばらしい本たちではあるんですが。必ずしも個人個人にとってよい本との出会いであるとは限らないのに。画一的な日本人体質っていやねえ、もう。

 で、書くことが何もないーーーって時にどうやって書くことを見つけるか、という個人的な技をここで伝授しようと思います。あんまり大した方法じゃないので、表に出さずコラムにしたんですけれどね;

 書くことを見つけるためのコツ

 課題図書の場合、みんなおんなじ様なことをつい書いてしまいます。それぞれならそれでよいのですが、30人ぐらいいっぺんに見る先生からすると退屈な作業となります。
 しかし、その中で変わったことを書けば先生も、おや、と思いますよね。これを狙うのです!
 たとえば、ハリーポッターの炎のゴブレットの感想を書くとします(ネタバレなので読んでない方は飛ばしたほうがよいかも)。
 多分みんなは、面白かった、とかスペクタクル!とか書くと思いますが、ここで重点を置くところをちょっと変えるのです。例えばこの話、これまでのハリーと違って「恋」が色濃く出ています。そしてその中で出てきたのはあのハリーが嫉妬で人を嫌う、なんて事がはじめて起こったわけです。他にもロンなんかもかなり嫉妬でハリー、ハーマイオニーと喧嘩しますね。普通の人はその友情が修復されたことに重点を置きますが、変わったことを書くときは、友情が壊れたことのほうを重点的に書くわけです。人間を動かす感情は「嫉妬」であると言われていますから、嫉妬というものの恐ろしさを実体験を交えて書くわけです。結果的にはリーポッターからかなりずれた感想文になると思いますが、課題図書の場合はそれぐらいずれるほうがよいものが書けるのではないかと思います。自分が嫉妬から親友を憎むようになった話とかを書いてしまえば原稿用紙はあっという間に埋まってしまいます。もはやハリーポッターの感想文ではありません。自分との対話です。でもこれこそが「読書感想文」の真なるカタチなのです。
 結果的にハリーと違って友情は壊れたまんま・・・というのが現実ですが、それは「悲しいことだ。あの時やっぱりこうすればよかった」とかって書けばかなり立派なもんじゃないでしょうか。

 ハリーポッターの感想は「嫉妬」をテーマに書きました。他の例も出して見ましょう。
 芥川龍之介の蜘蛛の糸。よく出る本ですが、この話は要するにエゴイズムの醜さをテーマに書いているわけですが、またここで変な場所に着目します。仏様は悪人が「蜘蛛を殺さなかった」ことが良い事であるとして、助け舟を出すわけですが、それは「人間は簡単に蜘蛛を殺す」ことを前提としているような雰囲気がありませんか?なんか違和感ありますね。主人公の悪人は積極的に良いことをしたわけではなく「むやみやたらに命を奪うことは悪いことだなあ」なんて思って蜘蛛を殺さなかっただけ。それって悪いことを「しなかっただけ」じゃーん――と言うことを書いてみたりしたら面白いんじゃないでしょうか。ほとけさま批判です(笑)。誰も仏様は批判しませんよね。


 あとはですね、本を読んで「これって全然面白くない・・・何も感想文書くことがないよ!」という時もありますね。そういうときはその気持ちをそのまま、感想文にしちゃってもよいのですよ。
 わたしはですね、前に「老人と海」の感想文をキリ番で書いたのですが、今読み直すとめちゃくちゃです;(ゴメンナサイ)。面白くなかったんですね、わたし的には。もちろん面白いと思っている人のほうが大多数なのですが、わたしはあんまり興味がわかなかった。
 で、興味がわかなかった理由を感想文にしてしまえばよかったんですね。
 その理由。まず主人公がおじいさん。わたしにはおじいさんが死んじゃってていないから興味がわかなかった。おじいさんの気持ちに感情移入できない。第二に魚とり。釣りとか漁業とかまったく興味なし。スーパーに行けば切り身が並んでいる今の時代に生まれ育った都会人のわたしにはその面白さが伝わらなかった。でもそんなわたしってすごく薄っぺらい人間だなあ。・・・・・・などなど、面白くなかった理由を探せばよいのです。他にもいろいろ見つかると思いますが、そんな風にしてそれを書いていって、結論「だからこの本はわたしにとっては面白くなかった。世の中に名作と言われる本が必ずしも個人個人にとってよい本とは限らないのではないだろうか。しかし日々変わりゆく時代に流されていってしまうのはなんとも悲しくも悔しい。」などと結ぶわけです。かなり小生意気な感想文になりますが(笑)、面白いことは面白いです。いかにもやる気のなさそうな文章を書くよりはいいんじゃないでしょーか。

 先生に対してコビを売るのもよいですが、どうしても書けない時は喧嘩を売るような気持ちで書いても面白いと思います。内申が気になる、という人はともかくとりあえず感想文を完成させたほうがマシというひとは、大人と喧嘩する勇気を持ってみましょ。そうすれば新たなる境地に達するかも!




|もどる |読書感想文けいじばん|管理人にメール|
SEO [PR] ギフト ローンいろいろ 冷え対策 わけありチョコ 無料レンタルサーバー プロフ blog